『中耳炎』の施術
台風が過ぎても暑さが続きますが、秋は一歩ずつ深まっていきます。
さわやかな季節までもうしばらくお待ちください。
今回は、結構多い『お子さんの中耳炎』の施術についてお伝えさせていただきます。
『7歳 女の子 小学1年生』
7月のはじめに『ヘルパンギーナ』による風邪を引かれたそうです。
病院で処方を受け、熱は下がったそうですが数日後から
『耳が痛い』
ということで耳鼻科に行くと
『中耳炎』
の診断をいただいたようです。
東洋医学では耳は腎水の変動とされていますがそれは内耳から奥の
お話で中耳までは基本的には
『脾土』もしくは『肺金』の変動と捉えていただく方が無難です。
そこでいつものように病状の五行分類をすると
①中耳の痛み → 脾土・肺金
②湿疹 → 肺金
③下痢 → 肺金・大腸
④風邪 → 肺金・肝木
証;肺虚肝実
取穴;太淵、太白、太衝、足三里、曲池
取穴の考え方としては
中耳炎になる前に風邪を引かれ、その後に背中や手に赤い湿疹があらわれたそうですので
肺金と肝木を中心に考え、肺金を強めるために母である『土穴』を中心に取穴することにしました。
結果
3日間続けて施術させていただけましたので3回目の施術時には耳痛は改善されました。
ポイントは『陽経の邪』をきちんと取ることです。
是非、お試しください。