不定愁訴

耳鳴り②

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『キーンと鳴る耳鳴り』の施術

 鍼灸師にとって、耳鳴りの施術は難関と言える施術の一つだと私は思っています。その理由としては『耳は腎水の支配』だということです。腎水は『陰中の陰』にあたりますので体の一番、奥深いところの問題ということだからです。

耳鳴りを起こすに至るまでには色々な局面を過ごしてこられていることが多いので他のご症状を含めて、しっかりと問診で確認することが大切ですね。

今回は54歳 女性 主婦の方で10年前から続く耳鳴りというご相談でした。

小さなころからアレルギーがあり、副鼻腔炎や中耳炎で耳鼻科には常に通っていた。現在も定期的に耳鼻科には行っている。鍼灸院にも通っているが耳鳴りに関してはあまり、変化が見られない。

というご相談でした。

ここで問題とするのがアレルギー性の副鼻腔炎です。鼻と耳は耳管でつながっているのでポイントは鼻ということになります。鼻は『肺金大腸』に配当されるので腎を動かすよりも早く、作用を及ぼすことが出来ることも頭に入れておきましょう。

脈状;虚・数・沈
証:腎虚心実
取穴;陰谷、尺沢、少海、陰陵泉、三間、束骨、足臨泣

その他に肋骨、鎖骨の可動域を確保するために徒手矯正をおこないました。

耳鳴りの状態は緩和されるようですが鳴りやんではいないということです。よく眠れるようになったということですので継続して、施術させていただくことになりました。経過としては『鼻水の排泄』が起こることが第一関門と言えると思います。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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