『赤ちゃん湿疹』の施術
生後1~6カ月くらいから赤ちゃんの皮膚に湿疹があらわれます。一般的には突発性湿疹と言われるものですが赤ちゃんによって、皮膚に表れる様子が違うこともあります。
今回のご相談はコロナ騒動に最中、4月8日に生まれて、25日にこの症状が表れたちょっと、あわてんぼうの赤ちゃんです。w
湿疹の様子は『赤い湿疹の真ん中に白い点がある』湿疹です。
女性は皮膚の荒れに敏感ですので『ママ』の心情としては赤ちゃんの皮膚炎が酷くなるとただ事ではないのです。
ここはしっかりと説明できるようにしておきましょう。
皮膚は腸の鏡という教えが東洋医学にはあります。
赤ちゃんは生まれてすぐに母乳もしくはミルクを飲み始めます。当然のように思うかもしれませんがこれってすごいことなんですね。
『口から入れて、栄養素を摂り出して、吸収して、排泄物に変えて出す』
という初めての営みをいきなりやっているのです。
腸内に激震が走っているんですね。w
そこを理解していれば、腸が吸収力を高めるためにどんどん変化していくに従って、腸内環境にも変化が起こっていることがわかります。
吸収している部分は『小腸』です。
排泄しているところは『大腸』です。
今回のように真ん中に白い膿のようなものが見られる湿疹は概ね『大腸』の反応と捉えます。
証は『肺虚大腸実』でいいでしょう。
肺経に補法、大腸経に瀉法をするだけで大丈夫です。
お腹の張りが柔らかくなれば終了です。
赤ちゃんの施術は変化がすぐに表れるので経絡への施術の効果の見える化が期待できます。
是非、試してみて下さい。