『はじめて子供が風邪をひいた』時の施術と考え方
子供が初めて風邪を引いて、高熱を出したときはママもパパも慌てますよね。
今回は『熱が上がったり、下がったりを繰り返す』というおまけがついてきた2歳のお子さんの施術をご紹介させていただきます。
5日前から39度の発熱があり、小児科に受診するもインフルエンザは陰性なので解熱剤だけを処方されたそうです。
しかし、熱は下がるものの上がったり、下がったりを繰り返し、特に夕方から39度になるとのことでご相談がありました。
2歳6か月の女の子です。
ここで覚えておいていただきたいことは
『熱が上がったり下がったり、夕方になると上がる』
は大腸からウイルスや菌の侵入を許した風邪ということです。
通常の風邪と同じく
証は『肺金大腸』
でいいのですが大腸の邪の処理が大切になります。
ここだけ押さえておけば後は
肺経に補法、大腸経と胃経に瀉法
背部に散鍼を施せばそれでOKです。
ママやご家族には
『排便が見られるようになれば熱は落ち着く』
との説明をして、施術を連日でも続けていただくことが大切です。
食事に関しては食欲がないと思われますので子供が食べるというまでは無理に食べさせたりしないようにお願いしておきましょう。
また、甘い物や果物はウイルスの栄養になりますのでダメですね。
小さなお子さんにはよくあるご症状ですので覚えておきましょうね。
では、最後までご覧いただきありがとうございました。