『片頭痛』の施術①
猛暑が続いていましたが、雨が続くおかげで朝晩が幾分過ごしやすくなってきました。
これから本格的な秋に向けて、気候や気温も大きく変化してきます。
最近は、猛暑のため冷房を使わずには過ごせない環境ですので、これからの時期、体調を崩される方が増えてきます。
その一つが『頭痛』です。
今回はその頭痛でお悩みの男性が早速、ご相談にみえましたのでご紹介させていただきます。
『31歳 男性 食品会社経営』
以前から頭痛持ちで
『時々、立てなくなるくらい痛くなる』
ということでご相談がありました。
特に最近は頭痛が消えることがなく、酷い痛みが3日くらい続いていて、仕事ができない状態ということです。
具体的には左こめかみが一番痛みがきつく、目の奥がえぐられるように痛むそうで気分が悪くなり、吐き気もあるとのことでした。
これを五行分類していくと
①こめかみの痛み → 肝木胆経
②目の奥の痛み → 肝木胆経
③吐き気 → 脾土胃経
最近の頭痛の多くがこのパターンが多いです。
証;肝虚脾・肺実
取穴;曲泉、陰谷、陰陵泉、尺沢、陥谷、二間、臨泣
取穴の考え方としては
冷房で体が冷えて、気が上っていることが伺えます。もし、この取穴で上手くいかない場合は『小腸経』も瀉します。
結果
治療後はスッキリしたと言われていましたが、大切な事は『冷やし過ぎないこと』です。
家に帰って、ビールを飲んで、エアコンをかけっ放しで寝れば、たちまち戻ってしまうので入浴と温度管理に対する注意はしっかりとさせていただきました。