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クーラーによる冷えが原因のしびれ

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『足のしびれ』の施術

猛暑が続きますので『冷房』による影響が出始めています。

本来は『高温多湿』のはずの夏ですが、冷房のおかげで快適に過ごせるようになりました。

しかし、あまりに頼り過ぎると色々と弊害もあるようです。

今回はそんなご症状をご紹介させていただきます。

 
 
『68歳 男性 機械部品工場勤務』

2年前に脳梗塞を患ってから左の手首から先と下肢全体にしびれが残っている。時々、動きにも不自由を感じることがあるが何とか仕事もできているのでやり過ごしていた。

しかし、一昨日から痺れがひどくなり、特に右腰から下肢全体がしびれと痛みで動かせない状態であった。

主治医である脳神経外科に受診するも検査結果では新たな病巣は見つからないということで自宅での経過観察ということになったが痛みがきついために何とかならないかと思い電話をさせてもらった。

という経過です。

ご本人は脳梗塞の再発を恐れておられましたが検査の結果通り、脳血管の問題ではなさそうでしたので改めて告げながら東洋医学では今回のご症状と脳梗塞が原因を同じく考えることをご説明させていただきました。

脳梗塞は昔の表現では『中風(ちゅうぶう)』と呼ばれ、読んで字のごとく『風に中る(あたる)』という症状です。

ウイルスや気候変動などの影響を受けることで『筋肉』に異常をきたす状態を状態を総じて『肝に影響を与える』こととし、同種同類として扱います。

この方も脳梗塞を患われて、2年が過ぎ、経過は良好との診断を受けておられたために飲酒を3カ月前から再開され、最近の猛暑で冷房をつけっぱなしの状態で就寝されていたということでした。

症状を五行分類してみると

足の痺れ → 脾土
足を動かせない → 肝木
股関節から腰部の痛み → 肝木
飲酒 → 肝木

脈状;沈・数・虚

証;肝虚脾実

取穴;曲泉・陰谷・陰陵泉・曲沢・梁丘・三間・肝兪・脾兪・厥陰兪

梁丘、三間については
『運動動作を確認しては瀉法を行う』ことを繰り返す手法を取りました。

結果;下肢の痛み、しびれ感ともに歩行や運動動作を行っても問題ない程度になりました。飲酒については少し、制限していただきながら冷房のつけっぱなしでの就寝は注意してもらうようにお伝えしました。

人工的な『風寒の邪』に対する知識が必要なご症状で、脳梗塞とは言わないまでも今後も適切な対応が求められるご症状ですので覚えておいていただければ幸いです。

 
 
 

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