『顎関節症』の施術
コロナウイルス騒動で院内の施術時も気を使いますね。当院でもシーツやタオルを撤廃して、毎回、ベッドをアルコール消毒したりと安心していただくための施策を実行しています。
もし、どうしていいかわからないでお悩みでしたら連絡いただければ共有いたします。
また、こんな施策を実行しているなどの情報がありましたら教えていただけるとうれしいです。
今回は顎関節症についてお伝えしてまいります。。
『43歳 女性 会社員』
体調が悪くなると顎がガクガクとなります。物を食べると顎に痛みを伴い、長い時では数か月間も続くことがあります。
ということでした。
時に右が痛んだり、左が痛んだりするということです。
通常は片側に限局していることが多いですが珍しいケースですので紹介させていただきます。
顎関節の問題は通常、『関節軟骨の異常』とされることが多いですが私はほぼ、関係ないと思っています。高齢者で関節軟骨がなくなっていても物を噛んで食べている方は多いことからそう判断しています。
顎関節の問題で考えるべきはその周辺の筋肉、更にはその周辺に広がるリンパ組織、具体的には『唾液腺』の腫れや分泌異常と考えています。
東洋医学的な焦点は『三焦経』が着目すべきポイントになります。
今回の患者さんですが
証;腎虚心実
取穴は陰谷・尺沢・少海・陰陵泉・陥谷・二間・液門
となりました。
それに口外方にて顎関節を調整しました。
一度で矯正しようとせずに少しずつ、戻していくイメージで大丈夫です。痛みを与えると防衛反応で筋肉が閉ざされてしまいます。
少し、難しいですがチャレンジしてみて下さい。