『睡眠時無呼吸症候群』の施術
『横になった瞬間にいびきをかく』
という睡眠時無呼吸症候群の方の来院がありましたのでご報告させていただきます。
『59歳 男性 会社役員』
の方でしたが、
『瞬間』は大げさですが本当に横になって1分くらいで、いびきをかいておられました。
大きないびきなんですが実はご本人はそれに気づいていないことがほとんどです。笑
音は聞こえないけど、覚醒している状態なのです。
不思議に思うかもしれませんがそれが事実です。
この状態の分析としてはまずは
『気の巡りが悪い』
ということが挙げられます。
痛みがあって、その施術を一生懸命にしたとしてもご本人はその効果を感じてくれることはないと言っても過言ではありません。
不感症というわけではないんですがそれに近い状態かもしれませんね。
それと色々な話をしても受け入れてもらえることはほとんどないということは肝に銘じておきましょう。
脈状は
浮・数・虚
証は腎虚心実
取穴;陰谷、尺沢、腕骨(支正)、陰陵泉、金門
その他に背部や頸部に散鍼を念入りに施しました。
最後に大いびきの中、腕骨に雀啄鍼をかなり時間をかけて、行っていると『スーッ、スーッ』という寝息に変わる時もありました。その時間帯が長くなったのを見計らって、終了にしましたが相当、施術を要すると思われます。
その後、8回目の施術時に奥様が来院くださったので伺ったところ、無呼吸状態の時間帯が減り、いびきも小さくなってきたということでしたが完全に克服するまでにはまだまだだと感じています。