痛み

ギックリ腰①

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『ギックリ腰』施術

冬が近づいてきたことを感じる季節の到来ですね。

体も一生懸命、寒さに備えて準備しています。

そんな中、季節に適応できずに体調不良や痛みが出現する方が多くなります。

施術家の腕の見せ所の季節がやってきました。

本日のことですが『さっき、腰が痛くなって腰が伸ばせない』という方が来院されました。

何でも、会社でデスクから立ち上がる時に違和感を感じて、しばらくすると痛みが増強してきたそうです。

寝ると痛そうだったのでまずは座ったままで触診してみました。

服の上からですが腰を触ると右の脊柱起立筋群が左に比べて、かなり緊張しています。

お腹を探ると右の鼡径部から上がパンパンの状態でした。

こんな時、いきなり鍼を刺してもほとんど効果は得られませんので冷静になりましょう。笑

よく、筋膜施術を推奨する方を最近、見かけますが残念ながらこんな時は筋肉はほぼ関係ありません。

着目すべきは気・血・水の

『水』

です。

鼡径部、右なので盲腸付近のリンパ組織に炎症があるんですね。

季節の変わり目にはよく見られるご症状です。

それで何をやるのかというと

お腹の張りを手のひらで覆うように当てて、前後に可能な範囲で体を倒してもらいます。手を当てる深さは皮膚がくぼむ程度で十分です。

すると、腰の緊張が解けますのでこの状態になってから寝ていただきます。

後はいつものように経絡施術から患部にかけての施術を進めればOKです。

今回の取穴は
経渠、復溜、内関、金門、梁丘

膀胱兪、肺兪、心包兪、胃兪

を使いました。

寝返り動作および立ち上がり動作が出来るようになったのでとりあえず、初回は施術を終えました。

季節柄、急変することはありますので冷えや睡眠のアドバイスはしっかりとする必要があります。

後は完全に痛みや違和感が取れるまでは施術を続けていただくことをおススメしましょう。

是非、お試しください。

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