『インフルエンザ』の施術
早くもインフルエンザの方の来院がありました。
当院ではインフルエンザやその他の感染症の方の施術の場合は他の患者さまがいない時間や診察時間終了後、もしくは休日に対応しています。
今回は2-3カ月に1回くらいの頻度で来院くださる方から電話で
『インフルエンザと言われたのですがみてもらえますか?』
というご依頼でした。
今年、初めてということもあり、ちょっと、楽しみにしながらお待ちしていました。笑
ご症状は
『4日前から39度の発熱があり、2日後、病院でインフルエンザA型と診断され、1回で治る吸入薬を受けた』
ということです。
しかし、次の日もしんどさは変わらず、ふらつきが出るようになり、再度、病院に受診し、何かわからないが点滴をしたとのことでした。
その後もふらつきと頭痛、全身の痛みがあり、あまりの辛さにお電話下さったようです。
インフルエンザというと恐れる方が多いですが東洋医学では
『風邪』
として扱います。
ウイルスは『風』が運んでくる病原菌ですので『肝木』を冒すと考えて、対処すれば大丈夫です。
また、『関節痛や筋肉痛』などを訴える方が多いのでこの場合は脾土の変動として、扱うようにしてください。
ここが頭に入っていれば施術は通常の風邪と同じです。
今回は証を『肺虚肝実』としました。
主な取穴は
『太淵、太白、太衝、陽陵泉、足三里、曲池』
としました。
その他には頸部や背部に瀉的散鍼を十分に施しました。
インフルエンザといえども、施術はごくごく、シンプルです。
無理にとは言いませんが十分に対応可能ですので是非、挑戦してみて下さい。