『喉に魚の骨が刺さった』時の施術
最近、1匹の魚を丸ごと焼いたり、煮たりして食べる方が少なくなってきた習慣のために『骨が喉に刺さる』という事故が少なくなったように思いますが先日、久しぶりにご通院中のご婦人から相談がありましたので早速、施術させていただいたときの様子をシェアさせていただきますね。
『34歳 女性 主婦』
昨夜(5月10日)、鯛をもらったので主人が捌いてくれたのでお刺身とあら焚きとみそ汁を自分で料理して食べていたところ、喉に骨が刺さったようで取れない。病院に行くべきかどうか悩んだがとりあえず、来てみた。
今回は証を考える必要はありません。
特効穴はみなさんご存知の
『合谷』
です。
合谷は口元で交差している経絡ですので取穴する際は圧してみて、痛い方から刺激を加えます。
鍼でも指でも大丈夫です。
大切なのは深さです。
大腸経は浅いところを流れる経絡です。
患者さんの『左寸口』の脈の深さを基準にしてください。
その深さで
鍼なら浅いところで抜き差し、
指なら同じところで押圧を繰り返す
ことをしばらく続けながら喉の状態を確認しながら何度か繰り返します。
そのうちに
『あれ?痛みがなくなったような…感じが・・・?』
みたいな、はっきりしないご返答があると思いますが激痛がなくなっていれば時間の経過とともに患部の炎症が治まれば大丈夫です。
この手法は扁桃炎やのどの痛みにも結構、使えますので是非、お試しください。
最後までごらんいただき、ありがとうございました。