『キレる人を癒す』施術とは?
春は寒い冬から一変して、活動的でノビノビと行動することが出来るようになる季節ですが、見方を変えると、意欲が湧いてくるので『欲望の季節』とも言えます。
そんな春にもっとも活動しているのが『肝臓と胆のう』です。肝臓は『謀略を練る臓器』で胆のうは肝臓の謀を実行するための『決涜』を促す働きを担います。
これらが上手く遂行されるためには条件があります。その条件とは何かというと『冬の過ごし方』です。冬にどれだけ腎や膀胱の機能を充実させてきたかがポイントになるのです。
簡単云うと『冷やさなかったか?』『食べ過ぎなかったか?』『よく寝たか?』ということです。
現代人には耳の痛い話ですがこれが事実です。
冬に養生できなかった人の特徴としては『イライラして、怒る』『テンションが上がらずに塞ぎ込む』という2種類のタイプが登場します。
肝が嘔気する人と虚する人です。
今回は嘔気し過ぎた人の治療になります。
嘔気し過ぎた人はイライラします。肝鬱の状態でエネルギーの行き場がわからなくなってしまった人です。
このようになる理由として現代人の多くは『夜寝ていない』『油の摂りすぎ』『飲酒』『薬やサプリの過剰摂取』などが挙げられます。
肝に負担をかけ過ぎなんですね。
行き過ぎた場合は暴れたり、人を攻撃したりしますので厄介です。
施術は肝木の母である腎水を十分に補って、子である心火を瀉するだけなんですができるだけ、速やかに瀉する必要があります。
心は『感覚』や『精神』を司りますので言葉は通じません。
何かを諭そうとしても無理なんですね。
これからの季節、こういう方が来院されたら人に危害を加える前にしっかりと対応して差し上げましょう。
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