『足のしびれ』の施術
足だけでなく、全身に起こりうる『しびれ』のご症状ですが簡単ではないことが多いのが現実ですね。
東洋医学では『痺症』という表現を用いることもあり、主には『脾土』の病変として、考えられています。
栄養の管理や体温調整、ホルモンバランスの乱れから神経の調整や体温調整などが上手くいかないことが原因と考えてもいいかもしれませんね。
様々な問題が想定されるしびれの問題ですが最近、当院での施術例で一番多いしびれの原因は
『皮下に溜まった老廃物』
です。
施術を進めていくと皮膚表面に『湿疹やじんましん』などの炎症が見られるようになることが多いことからそう分析しています。
痺れというと脊柱や神経の状態を示唆することが多いと思いますが意外と少ないように思います。
目に見えないのではじめから患者様にお伝えすることは難しいかもしれませんが治療家サイドででは想定しておかないといけないところです。
ここで見分けるポイントとして
背骨や神経の状態に何らかの問題が生じているしびれは『腎と脾』
皮膚や筋層に津液の停滞や於血が停滞したしびれは『肺と肝』
が関係していることが多いので証をとるときに参考にしていただくと経過の予想がしやすいと思います。
秋は『肺金・大腸』が嘔気する季節ですので体の老廃物を追い出す絶好の機会でもあります。
寒さが厳しくなる前に是非、しっかりと取り組んでいただだくようにご説明差し上げることが大切ですね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。