『高齢者のケア』①
鍼灸師さんやマッサージ師の皆さんの中には訪問を業務にされている方もおられると思います。また、治療院内でも高齢者の方への施術は当然ある方も多いと思いますので
『高齢者施術の注意点』
について、お伝えしてみようと思います。
もくじ
①証は腎虚を中心に考える
②施術の姿勢は横向きがいい
③胸郭の施術が一番大事
①証は腎虚を中心に考える
高齢者施術では基本的にはほとんどが腎虚になります。
例外としては風邪を引いている時や食べたものが原因でお腹を下している時などがあります。
こんな時は肝をメインに考えますがほぼ腎虚でOKです。
②施術の姿勢は横向きがいい
施術に慣れていない高齢者の方の施術時は特に横向き施術を心がけてください。そして、寝返り動作を確認してください。寝返りを確認する理由は『横隔膜の状態の確認』につながるからです。
横隔膜は呼吸を助ける筋肉ですが体幹の真ん中に位置して、上は胸膜と下は腹膜や腸腰筋とつながりを持ちます。
呼吸の状態と上下の体の状態が連動しているかどうかを確認するためにも寝返り動作が参考になるためです。
③胸郭の施術が一番大事
高齢者の方の施術時に特に足の不自由な方の施術時には足に対するアプローチをしたくなりますが実際には『呼吸機能の低下による下半身の不自由』がほとんどの方にみられます。
そこで肋骨と鎖骨が形成する胸郭の状態を常に意識しておく必要があります。
胸郭の動きが保たれていると全身の筋肉に気と水・血の巡りが滞りなく行われるようになります。
以上のことを踏まえていると高齢者の方への負担を減らすだけでなく、短時間でも効果が出せる施術が実現しますので是非、参考にしてみて下さい。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。