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頻尿の施術

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『頻尿』の施術

頻尿のご相談は圧倒的に高齢者の方に多いですが、高齢者の方の頻尿は中々結果が出ないことも多いのが現実です。

高齢者の場合、頻尿というご相談でもその内容は幅広いことが多いのでどうしていいか、迷うことが多いからです。

比較的、多いご相談をいくつか挙げてみますと

〇1時間に3回以上トイレに行く
〇尿意はあるが少ししか出ない
〇尿が思うように出なくて、お腹が張ってくることがある

などの頻尿だけではないご症状が見られます。

通常、頻尿は体の水分過多により、尿から排泄している状態が多いのです。

また、体の余分な水分を体外に追い出すこと冷えから身を守っていることもあります。

後はお酒やその他の陰性食品やおクスリ等の作用により脱水状態に陥っている場合もあります。

しかし、上記の『尿意があるが少ししか出ない』場合などは『膀胱の壁が伸縮しない』ことも頭に入れておく必要があります。

その場合、想定するべきこととしては『膀胱がん』や『膀胱内壁の沈着物』『尿路結石』『腎嚢胞』など、深読みし過ぎかとと思っても考えておく必要があります。

先日、当院にご来院された方は正に通常の頻尿ではなく、膀胱の問題がある方でした。

78歳 男性ですが、病院が嫌いで絶対に病院に行かないという方でちょっと困りましたが、遠くから頼ってきていただいたので施術することにしました。

初回

脈状は浮・数・実
証は肝虚肺実
取穴は曲泉、陰谷、尺沢、陰陵泉、陥谷、太衝、二間、膀胱兪、次髎、肺兪、脾兪、水分

初回は問診から施術終了までの間に4度トイレに行かれました。

2回目の来院時は2回に減りました。1回目の施術後、何度もトイレに行きたくなり困ったそうです。しかし、その後は自宅でもやや減っている感じはあるとのことでした。

3回目の施術時は来院時に1度行かれましたがその後は持ちこたえました。

不安感が強いためにスッキリしたという言葉がいただけませんが、奥様の話では自宅でも寝ている時のトイレの回数は減ってきているということでした。

頻尿のご相談時は問診をしっかりと行い、危険があるようであれば泌尿器科の受診も勧めることも頭に入れておきましょう。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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