『熱中症』の施術
いきなり猛暑日が続きましたので早速、熱中症で救急搬送された方が来院されました。
胸が苦しくなり、呼吸が困難な状態で意識が薄れてきた後は覚えてないそうです。病院では点滴を受け、一晩だけ入院した後に自宅に返されたとのこと。
来院時も息が苦しく、暑く感じたり、寒気がしたりと何だか自分でもわからな状態ということでした。
『67歳 男性 自営業』
脈状は
沈・数・実
左尺中が沈んで解りにくい状態でした。右関上の脈も沈んでいますが左寸口の脈は実の状態でした。
証は腎虚心実
ここでいう心実は『嘔気実』のことです。
いわゆる心腎不交状態という状態です。
取穴;陰谷、尺沢、少海、陰陵泉、委中、曲泉
その他に背部や頸部に散鍼を施しました。
結果
次の日も来院くださいましたがその時は通常と変わらなくなったとのことで食べ物も喉を通るようになったということでした。