『蓄膿症』の施術
こんにちは。『今日から使える東洋医学』の岡田です。
今回は意外と多い『蓄膿症』についてお伝えしていきます。
蓄膿症は顔の鼻や頬、額の頭蓋骨の中にある鼻水が溜まる空洞ということは皆さんご存知だと思います。
蓄膿症はその空洞の中に溜まるものが鼻水ではなく、膿や血液に取って代わった状態になります。
東洋医学の書籍等によく出てくる『気・水・血』というのを見たことあると思いますがその中の『血』に問題が生じた状態と捉えてもいいかもしれません。
気や水の比べて、鉄を含んだ血は重いので流れ出ずに鼻腔内の溜まってしまいやすくなります。
通常であれば、風邪などの際に鼻水と共に流れ出るのですが体の何らかの問題が発生していて、流れ出ない状態になるのです。
先にその何らかの異常の原因についてお伝えすると、その多くは
『体温の低下』や『代謝低下』
です。
先にも述べましたが風邪など引いたときに鼻水が出ると思いますが、通常であればその際にしっかりと排泄されるのです。
その際の条件として、体の体温が上がっている必要があります。
しかし、代謝の状態の悪い方は体温がしっかりと上がらないために鼻腔内に溜まったものが排泄できなくなります。
それが蓄膿症の正体です。
では、鍼灸や整体施術でどのように対応していくかをご紹介させていただきます。
整体施術では『頭蓋骨のつなぎ目を開いていく』ことを主体に施術を進めます。
頬や鼻柱、頭蓋の骨のつなぎ目をよく確認して、剥がしていくようなイメージで大丈夫です。
鍼灸施術では『肝木胆』と『肺金大腸』を主体に考えます。
いずれにしてもすぐに結果が出るものではありませんが根気よく施術すれば代謝の向上とともに気持ちよく出るようになります。
蓄膿症に苦しむ方は本当に苦しんでおられる方が多いので是非、お手伝いできるように研究してみましょう。