『パニック障害』の施術
パニック障害の方は年々増え続けています。
投薬によって、落ち着く場合も多いのですが、いつしか、薬の効果も薄れてくる症例も多くみられます。そんなときは鍼灸院や整体院を訪ねる方もおられますので対処できるように準備しておきたいところです。
今回は58歳 女性 主婦の方で若いころからパニック症状を起こすことが年に数回あるそうです。狭い場所や公共の電車やバスはもちろん、自家用車でも高速道路に入ると動悸とソワソワが激しくなり、息が出来なくなるとのことです。自分が動ける状態であれば何とか、やり過ごせるがじっと座っている状態であることは耐えられないとのことでした。
高血圧(180以上/120以上)が常でお薬を飲んでも効かないようです。喘息発作を時々、起こすこともあるようです。
今回は3回目の来院時に発作を起こされた状態でしたのでその時の状況をお伝えいたしますと
脈状:数・沈・実
証:脾虚肝実
取穴:太白、大陵、大衝、陽陵泉、清令淵、足三里、厥陰兪、脾兪、三焦兪
息ができないことと不安感でいてもたってもいられないとのことでしたが落ち着いてきましたので『糖質の制限』と『睡眠』についてお伝えしました。
昨今、低血糖状態によりパニック状態を起こす方も多いので生活状況などをしっかりと伺いながら対策を講じる必要があります。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。