消化器症状

『お腹がパンパンで苦しい』施術

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『お腹がパンパンで苦しい』施術

お腹にガスが溜まって、パンパンに膨れて苦しい方はこの秋の始まりには少なからず、おられます。
これは秋は『肺金大腸が嘔気する』ための準備をすることに由来するためです。
患者さまによっては腹部にテントを張ったようになり、相当に苦しむ方もおられますので注意が必要な場合もあります。

今回は53歳、男性で自営業の方で急にお腹が張ってきて、座っているのもしんどいという方のご相談をいただいた時の施術をご紹介させていただきます。

既往歴としては高血圧、アレルギー性鼻炎、慢性腰痛、睡眠時無呼吸症候群など生活習慣は良いとは言えない方で飲酒も相当量、飲まれるとのことでした。

脈状;沈・数・実
証;肺虚肝実
取穴;太淵、大都、大衝、陽陵泉、曲池、肺兪、大腸兪、肝兪

夏の終わりから秋の初めの残暑が残る季節には大なり小なり、よく見られるご症状です。
年齢差も性別も関係なく起こります。これは大腸にガスを張ることで食欲を減退させ、大腸内に残る排泄物を除去し、腸内壁や腸内細菌の活性を促し、腸内環境を整えようとする季節に順応するための生体反応です。

患者さまは苦しがっていますので少々、焦るかもしれませんが基本に忠実に施術を進めれば、落ち着いてくれますので是非、チャレンジしてみてください。

今回は以上になります。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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