『季節の変わり目に起こる腰痛』施術
季節の変わり目になると決まって、腰痛が再発するという方がおられます。腰痛だけではないですがこの季節の変わり目に起こる体の異変をどう考えるのかを今回はお伝えしていきたいと思います。
今回は39歳、男性で会社員の方で3日前から寝起き、立ち上がり時に腰に激痛が起こり、寝ていても寝返りさえも痛み出したので来院された方です。
既往歴としてはアレルギー性鼻炎、じんましんなどがたまにあるということでした。
脈状;浮・数・実
証;肝虚肺実
取穴;曲泉、陰谷、尺沢、陰陵泉、足竅陰、至陰、二間、厲兌、肺兪、脾兪、大腸兪
今年は異常な暑さに見舞われたこともあり、冷房による冷やし過ぎや水分過多によるむくみが今回の症状を引き起こす原因です。鼠径部および胸部のリンパ胸腺、脇リンパ節にリンパ液の停滞が著明で呼吸が浅くなることが『肺実』を引き起こす原因となります。
今回のような腰痛は筋骨格の問題として、施術方針を固めると中々、改善されないタイプですので季節の変わり目に起こる腰痛に対しては広い視野で臨むことが大切です。
今回は以上になります。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。