『膝の痛み』の施術
今回は大阪にお産のお手伝いに来たのに急に膝が腫れて、歩けなくなってしまった方の施術をお伝えしてまいります。
『69歳 女性 主婦』
金沢から来阪して、娘のお産の手伝いに来たが急に右膝が腫れて、歩けなくなってしまった。膝の痛みが起こる3日くらい前に血尿が出た。その後、腰痛が軽く残る状態。病院でX-PおよびMRI検査を受けたが、加齢による変形性関節症との診断を受ける。
ここで注意しておかないといけないのは『血尿』ですね。尿路結石かもしれませんし、膀胱炎かもしれませんが何らかの炎症が泌尿器系にあることを念頭に置いておかないといけません。こういう場合はほとんどと言ってもいいですが、膝関節の問題は無視していいと思います。
脈状は『浮・数・実』
証は『脾虚肝実』
となりました。
膝の水腫については泌尿器系の炎症部周辺の周りに集まったリンパ液が下肢に降りてきたと考えていいでしょう。
施術後、歩行がある程度確保できたのでバランスのとり方をお伝えしました。
今回は『勇泉』に加重をする練習をして、1歩ずつ確認しながら歩くことで荷重が安定してくる確認をしていただきました。
3日後はお孫さんの送り迎えも何とか出来たということで再診に来院していただきましたので何とか、お役目を果たすことができるのではないかと思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。