『消毒し過ぎからの皮膚炎』の施術
緊急事態宣言が出てしまいました。一人でも感染者が少なくなるように協力し合いましょう。
今回はコロナ騒動の中、手を消毒し過ぎて、手の皮膚がボロボロになった看護師さんからの相談でした。
『36歳 女性 整形外科勤務の看護師』
一般の方にもおられますが手洗いだけでなく大量のアルコールを使うことで皮膚にいる『常在菌』が死滅することが原因で起こるそうです。腸は皮膚の鏡と伝えられますが腸内細菌と同じように皮膚にも常在菌っているんですね。
それを踏まえて、施術を組み立てる必要があります。
今回の状態は
脈状;浮・中・虚
証;肝虚肺実
取穴;曲泉・陰谷・尺沢・陰陵泉・陥谷・二間・金門
陽を補う必要があります。督脈上を丁寧に補い、手首から手の甲にかけて皮膚鍼を行いました。
結果;3日続けて施術させていただいた甲斐あり、かなり炎症を取ることができました。しかし、毎日、消毒薬に襲われるので完治はしばらく難しいと考えられます。基本的には『食物繊維』を意識して食べていただき『衛気』を養うことが大切です。甘味の摂り過ぎにも十分に注意ですね。