『1カ月以上傷が癒えない火傷痕』施術
大昔でも火傷などの外傷は日常茶飯事であったでしょう。しかし、生薬はありましたが外科的な問題を解決することは難しかったと想像がつきます。
そんな中で『お灸』はとても効果的な使い方があったのですね。それを一つ知っておくと、現代の私たちにも必ず役に立ちますので今回ご紹介させていただきます。
『37歳 男性 トラック運転手さん』
6月の終わりにご来院された新規の患者さんが右前腕の橈側に大きな絆創膏を貼っておられました。
詳しく伺うと5月のGWにバーべキューに行った時、コンロが倒れて焼けた炭が手に当たるという災難に会ったということでした。
火傷の範囲が広いのと痛みがきつかったために皮膚科で処置を続けているそうですが、2か月近く経っても傷がジクジクしたままということでした。
このような場合、証は『肝経』を主に考えていただきたいと思います。
感染により菌の増殖を抑えられないというような場合はもちろん、外傷や出血などを負った時も一応は肝経を確認して下さい。
それと皮膚の問題ですので『肺金・大腸』が関わります。
それよりも大切な事は患部に対する処置です。
これは『お灸』を使いましょう。
火傷にお灸???????
ですよね。笑
もぐさが燃えた時に出る『チネオール』という物質がかなりの殺菌効果を持っているのです。
しかもお灸が燃えた際に出るヤニの中に混ざっていますので患部にしっかりと残ってくれます。
お灸は患部に据えるのではなく、お皿などの上におにぎり位の大きさのもぐさを燃やし、その煙の上に患部を当てておけばOKです。
やることは簡単ですがかなりの即効性が期待できます。
是非、お試しください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。