『副鼻腔炎』の施術①
『鼻柱もしくは眉間が痛い』
『おでこが痛い』
『頬っぺたが痛い』
などの訴えがある時には副鼻腔炎を疑います。
現代人には結構多いので注意が必要です。
急性期にはうずきも見られます。
今回、ご来院された方も『顔が痛い』とのご相談でした。
36歳 女性 主婦
顔面神経痛?と病院では診断を受けた。頓服を処方されて飲んでいたが痛みが取れなくなってきた。痛み出したのは年末のクリスマスくらいからでお正月になっても痛みが治まらない状態が続く
という内容でした。
顔のおでこや頬を押さえるとかなりの圧痛があり、寝ていてもうずきを感じるということでした。顔面神経痛という診断は間違いではないのですが神経を過敏にさせているのは副鼻腔の炎症ですので副鼻腔を目標に施術することが有効です。
証は『肺虚肝実』
脈状は『浮・虚・数』
取穴は太淵、太白、太衝、曲池、足三里
太衝穴に対して、抜き差しを繰り返すことに時間をかけました。
施術は5~8日まで連続で施術を行いました。9日、鼻血を伴う鼻水と血の塊が大量に出て、神経痛が治まったとのことでした。
急性期の場合は短期間に治まることが多いですが慢性化した副鼻腔炎は1か月から6カ月、場合によっては1年くらい排泄が促されないことも多々ありますので十分に説明した上で取り掛かることをおススメいたします。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。