不定愁訴

難聴の施術

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『難聴』の施術

今回は少し、手間取る方も多いと思いますが難聴についてお伝えしてみたいと思います。

5年前に耳閉感が始まり、耳の周辺が痛くなり、しばらく『キーン』という耳鳴りが止まない状態が続いた後に右耳が聴こえない状態が続いているというご相談を受けました。
 
 
 
正直、こういう場合は簡単ではありません。

改善できるかどうかも解りませんので、取り組むべきことをしっかりとお伝えすることが大切になります。

お伝えすることは

①耳は腎の支配ですので水分代謝と関係が深いこと
 腎は後天の原気(食べ物から作られるエネルギー)と関係が深い という説明が必要です。

②耳の周辺にリンパ液や於血(おけつ)の存在が必ずあること
 耳の構造と働きにリンパ液や血液が深く関わっているという説明

③冷えと関係が深い事
 冷える食品や習慣をお伝えすること

それらを説明した上で取り組んでいくのかどうかを確認していく必要があります。施術だけでは上手くいかないことが多いです。

証は腎虚脾実・心実

取穴は陰谷・尺沢・少海・陰陵泉・足三里・曲池・天井など
を使います。

耳や頭、頬周辺の『ブヨブヨしているところ』『硬くなっているところ』を丁寧に瀉法を取り、これがなくなってくれば耳も改善すると考えていただいて大丈夫です。

途中で体温の上昇により『風邪様の症状』が起こることはほぼ確実に起こります。鼻水や咳が酷くなることもほぼ確実に起こりますのでお伝えしておいてもいいでしょう。

耳の症状は難しいかもしれませんが基本に忠実に進めれば、成果は出ますので是非、チャレンジしてみて下さい。

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