『目の奥の痛み』の施術
平成も終わりを迎える4月29日(新規)と30日(既存)に続けて、『目の奥が痛む』というご相談がありましたのでシェアさせていただきます。激しい痛みを訴えられるとはじめは戸惑うと思いますがやり方を知っていればそんなに難しいものではありませんので是非、覚えておいてくださいね。
お一人は『39歳 女性 主婦』
もうお一人は『46歳 男性 会社員』
性別、年齢共に違いますがお二人に共通する点があります。
『花粉症』
です。
今年は花粉が多いことが原因なのか、それとも違う理由からなのか『アレルギーによる症状』を訴えて、来院される方が例年より多いようです。
そんな中での今回の
『目の奥の痛み』
はアレルギー症状と深く関係します。
また、実際に痛みを発するのは眼球を動かす筋肉の緊張が関わる場合と目の中の眼房水の調節機能です。
『肝木』と『腎水』
が深く関わる症状です。
そこで病状の五行分類をすると
①目の奥の痛み → 肝木・胆(筋・眼)腎水・膀胱(眼圧)
②肩こり → 肺金・大腸(圧痛と運動痛より)
③便秘 → 肺金・大腸
④寝つきが悪い → 肺金・大腸
証;肺虚肝実
取穴;太淵、太白、太衝、足三里、曲池
取穴の考え方としては
目の痛みを取り去ることが最優先される本症例ですので実際の施術では太衝(肝経)を瀉するところから入っています。
そして、再度、陰経を補ったのちに太衝を瀉し、その後、補いました。
結果
お二方共に治療後に目の奥の激しい痛みは軽減されたとのことでしたので良しとします。目に関するツボた多数ありますので選定が難しいと思いますが激しい痛みの場合には是非、使っていただきたい流れです。