【右脇腹痛】の施術
こんにちは。『今日から使える東洋医学』の岡田です。
今回は右脇腹の痛みが1年以上続くという方への施術をご紹介させていただきます。
52歳 女性 会社員の方ですが1年くらい前から右の脇の下から季肋部にかけて、疼くような痛みを感じだした。病院では痛み止めを処方後、X-Pとエコー、CT検査を受けたが特に異常はないとのこと。血液検査でもこれといって、原因になるようなことは認められないとのことでした。
著名な圧痛は見られず、本人は『右大包』のあたりが痛むとのことで動作痛も鈍い痛みがある程度だそうです。一番痛むのは夜間2~3時頃で目が覚めることが度々あるとのことでした。
来院されたのが9月15日でした。側腹部は胆経の走行があり『冷え』による影響は否めません。左背部と左頸部にも強い圧痛を認めましたので『胆汁の分泌異常』を示唆します。
脈状;浮・数・虚
証;肺虚肝実
取穴;太淵、大白、大衝、陽陵泉、足三里、曲池、梁丘
右季肋部および腹壁の圧痛を確認しながら梁丘に瀉法を加えて
圧痛が取れるまで施術を続けます。
では、今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。