『外反母趾』の施術②
寒さが本格的になってきました。大寒を迎えますがやはり、暦は正しいですね。
今回は『48歳 女性 主婦』
『左外反母趾』
にお悩みの方です。
外反母趾は中々、難しい施術ですので是非、参考になれば幸いです。
外反母趾で知っておいていただきたいのは
左右でアプローチが違うということです。
右は『陰』左は『陽』
となり、右は『縦』左は『横』
を意識して施術する事が大切です。
証は拇趾の異常ですので
『脾経』と『肝経』
が主体になります。
今回の方は
『肺虚肝実』
で施術を開始しました。
肝経に邪が見られましたがこの邪が拇趾の変形を促したのでありません。
しかしながら邪の処理を丁寧に行うことで
『肺経』
が活発になりますので邪の処理はとても大切であるということは記憶に留めておいてください。
取穴は
太淵、大都、太衝、足三里、陽陵泉、肺兪、志室、大転子
その他に中足骨周辺への散鍼を中心に行いました。
5回ほどの施術で第指に乗っかっていた拇趾がのっからない状態には戻すことができました。
ちなみに右の場合は2倍ほどの期間を想定した方がいいでしょう。
お試しください。